日食なつこ 7/5 LOFT HEAVENに行ってきた

去年のうちに観ようと思ったままにして、あれよあれよと有名になってしまった「日食なつこ」のライブにようやく行けました。

彼女を知ったのはYoutubeがキッカケ。

“水流のロック”
小気味いいピアノで奏でられるオサレ曲だけどライブだとなかなかに熱い

ピアノとドラムの2人だけでやってるライブが鮮烈で、そこから彼女の曲を聴き掘っていったのが去年の最初頃だったか。

日食なつこはどんな人

岩手県花巻市出身。9歳からピアノを始めて吹奏楽を経て、高校生の時にはピアノ弾き語りのスタイルでライブハウスに出ていたとのこと。

性格的にバンドを組めなかったなんて書かれてますが、ステージ出てきた彼女は確かに「人づきあい苦手です」という人が強がったてたり恐る恐るぶつけてみるセリフが多かった。それが彼女の個性になってるんだから悪い話じゃないと思う。

  • 2010年、19歳の時にデビューしてiTunesボーカルチャート1位を獲得。
    知らなかった。この節穴耳め…
  • 2015年、「逆光で見えない」でアルバムデビュー
  • 2019年、2ndアルバム「永久凍土」が発売されたタイミングであちこちでの露出が急増した印象。

音楽スタイル

ライブでは1人の弾き語り、ドラムとのデュオ、ギターやベースなども加えたバンドをと様々な形で組んでいるようです。

ピアノは歌の伴奏というだけでなく、印象的な旋律を奏で、また左手で動きのあるベースフレーズを刻んでいる。これだけのことを弾きながら歌うのは高度な技術なくしてできない。

しかも彼女の歌のメロディラインは息継ぎどころが見つからないことが多い。一つの楽器として旋律を担当しているかのように位置取るのでこんな風になるんでしょう。

その分、当然のように歌詞も結構詰め込まれている。
無愛想にも聞こえる低音域と泣かせる高音域(裏声含む)を行き来するメロディなんでカラオケで歌う人は苦労するだろうなぁ。

クラシックをしっかり学んだと思われるピアノは、その後身につけただろうジャズテイストも交えながら気品を感じさせる。
その上に乗るボーカルは細かいフェイクなどは使わないまっすぐなスタイル。その中でハッとさせるファルセット(裏声)が出てきて心奪われちゃう。そんな歌声だと思う。

ライブ会場に辿り着くまで(ほぼ日記)

この日は金曜日。
最後の打ち合わせを終えて、渋谷のコワーキングスペースへ行って残務整理。

「あ、この後日食なつこのライブだ、荷物どうしよう!」と思って「ecbo cloak」で現場近くのレストランに荷物預かり予約を入れる。

このアプリ、レストランや美容室などの空きスペースに荷物を預けられるサービス。コインロッカー要らず。もうすぐようやく30歳になる社長が立ち上げた画期的サービスなんす。

で、お店に荷物を預けに行ったら困った顔したインド人の店長が待ってた。
話を聞くと「荷物預けのメールが来てるのは気づいてる。でも店用のアプリにログインできなくてね」と。
オッケー、わかった。ボクがアプリ会社に連絡しとくから荷物を受け取ってくれ。ありがとう。
おぅ、そこに置いとくだけか。本当に無くなったら困るものは持ってくことにするよ。

荷物を預かってもらい、会場へ向かう道すがらでアプリから「店長困ってるよー」と運営会社にチャットを送る。「連絡ありがとう。こちらで何とかする」との返事がすぐ来て一安心。この早さが令和だな。

すっかり便利になったもんで、荷物預けの予約もライブチケットも全部スマホでできちゃう持てちゃう。
という事でLINEチケットをスマホで見せて会場に滑り込む。

会場は渋谷LOFT HEAVEN
「渋谷LOFT」って名前から「ライブハウスで汗だくだなー、楽しむぞー!!」と思って入るとそこにはグランドピアノが一台。そして椅子が所狭しと配置されていた。そうか今日は弾き語りなのか。

なんだ、これだったら荷物預けなくても良かったじゃないか。ま、今日は特別荷物が多かったからいいか。
ecbo cloakなら300円で預かってくれるし、終演後の混雑でロッカーに並ぶ必要もない。

さあ、ライブだ

客層は20代~40代以上、男6女4か半々ってところだろうか。
彼女の音楽に響いて導かれた尖がった人たちがいるかと思ったけども皆さんとても大人しい。

時間になった。オープニングSEも特になくいきなり本人が現れる。
早速ピアノに座って演奏開始。

MCで言われた「一晩お預かりします」に言葉を選んでこだわってる人だなと思う。

この日のライブ名「アスペラトゥスの惰眠」もこだわり尽くし。
『アスペラトゥス』は波状雲のことだそうで、波状雲の中でも2009年に新種認定された雲で「荒々しい、荒れ狂った」という意味だそう。これは1周年を迎えた本日の会場LOFT HEAVENの天井から下げられた透かし具合の強いレースのカーテンから着想して付けたとのこと。
『惰眠』は金曜の夜、一週間お疲れ様、土日は惰眠を貪りなさいという観客の我々に向けられた言葉だそうだ。

5日前にファイナルを迎えた各地のお寺で行われたライブツアー「欄干わたり」ではやらなかった曲で構成されたセットリストとのこと。

えー、それって絶対”ログマロープ” “水流のロック”やらないじゃーんと心の中で意気消沈してたけども結果としては大満足。今回が初めてだったんでアレだけども、この後何度かライブ観戦に行ったらこの日がどんだけ貴重だったかわかるヤツなんでしょう。楽しかった!!!

“ログマロープ”
バンドスタイルだとこんなにロックなのか!と知った曲。ライブ定番曲ということで期待してたけども今回はお披露目なし

セットリスト

  1. 深夜潜水
  2. ヒーロー失踪
  3. 黒い天球儀
  4. サイクル
  5. vapor
  6. 10箇年計画フレンチトースト
  7. 2099年
  8. スペクタクル
  9. 跳躍
  10. white frost
  11. perennial(新曲)
  12. 空中裁判

 

“white frost”
アルバム「永久凍土」収録の裏声に引き込まれる名バラード。聴けて良かったー

1時間20分くらいのステージ。アンコールがなく拍子抜けしている人も居たようだったけども、歌と演奏とトークが一体となって紡ぎ出されたリラックス・陶酔の時間はみんなにとって至高だったに違いない。
またライブに行きたいなー

ライブを終えて

会場を出て、件のレストランに戻るとインド人の店長が出てきて荷物を返してくれた。
アプリ運営から連絡きた?と聞くと「店が忙しくてまだメールを見れてない、けどなんかやってくれたんだな、ありがとう」と感謝の言葉をくれた。こんなやり取りがなんとも気持ちよい。

店は閑散としてて金曜の夜に数人しか客がいない。けど忙しかったってんだからそうなんだろう。

今日はこのまま帰るけど、今度は食事を食べに来るよと約束して店を出たのでした。

ということで未食だけどもそのお店を紹介しときます。

TSUBAKI GARDEN

Related Post

スポンサードリンク