ADORE / 緑黄色社会 (2017)

   2017/08/24

自分の中でブームが来てるうちに最新作を紹介しないとね。

J-WAVEの看板番組「TOKIO HOT 100」の8/13付けランキングでシングル “始まりの歌” が18位を記録、タワーレコード全店でプッシュされ、ストアライブで全国行脚中の緑黄色社会。

その最新作はメジャー2ndミニアルバム「ADORE」です。

5曲収録とミニアルバムなので物足りないけど、どの曲もいい!
どの曲も良すぎるので全曲解説しちゃいます。

緑黄色社会とは?

名古屋を中心に活動する男女混成4人組、同級生・幼馴染による19歳~22歳と若いバンド。

最大の魅力は長屋晴子(Vo)のボーカル。爽やかだが芯が強い地声と息多めの裏声を自在に行き来する歌声に一発でKOされる。

小林壱誓(Gt)、peppe(Key)のコーラスや、穴見真吾(Ba)筆頭に演奏陣の技術の高さ、全員のルックスの良さ、楽曲の多彩さなど、一発ドンと売れた後にも二の矢三の矢が放てる懐の深さを持つ期待のアーティスト。

 

ADOREとは?

冒頭で触れちゃったので改めて書くこともないんだけども2017年8月2日に発売された緑黄色社会の2ndミニアルバムです。

収録曲

  1. 始まりの歌
  2. want
  3. キラキラ
  4. 恋って
  5. それなりの生活

ブログなんてどうでもいいよ、アルバム買うよ!という方はこちらからどうぞw

緑黄色社会 2ndミニアルバム「ADORE」※タワレコ限定販売

 

1. 始まりの歌

この曲は先行してyoutube公開された時のブログがあるので、是非そちらを。

緑黄色社会の今の大躍進の「始まり」の歌です。まさしく。

 

2. want

始まりの歌に続いてテンポのいい甘えんぼうソング。甘えたい気持ちも長屋晴子の力強い声で歌われると嫌味がなくていい。

Aメロ サビ Aメロ サビとシンプルな曲構成の上をpeppeのキーボードが跳ね回り彩る。

ホンキートンクピアノをベースにしたエレピが軽快に飛び回るさまが歌詞の主人公の高揚した気持ちを描いてるに違いない。特に2番のAメロの後ろでの吠えるギターとのやり取りが楽しい。

そんな浮かれた主人公も2番サビの後Cメロで盛り上がってるのは自分だけなんだろうかと不安になる。そんな主人公を置いたまま曲は天高く舞うキーボードソロへ。

その間に主人公は気持ちを取り戻し、やっぱりあなただけが必要でそれ以外はいらないと改めて思い直し、最後の殺し文句へ。

あなたに逢いたい それだけなの 安いもんでしょ? と。

これが現在の日本、景気傾く日本なんだ、彼氏に経済的負担を掛けたくない撫子が輝くんだ!とか書こうかと思ったけどそこは大事じゃないのでやめとく。

 

3. キラキラ

タイトルからすると前向きな希望に満ちた曲かと思いきや失恋ソング。

緑黄色社会としては珍しく演奏は王道でシンプル。

少し若気が至ってて(特にベース)歌だけじゃないぞというアピールがバンドの色にもなってるだけにこの曲はチャレンジを感じる。

シンプルな演奏で歌を聴かせて長屋晴子ではなくバンド緑黄色社会であり続けられるのかを。とそんなことまで考えてる人は居ないだろうし、それより歌詞が興味深いので先に進もう。

この歌での「私」は、私ときみの両方がこの恋の敗者だと歌い続ける。けんか、はしてないけど両成敗。もうちょっと生々しく自分を削って想いを吐き出しても良かったんじゃないかな?なんて意地悪に思う。

「ちょいとかました」なんて、普段はもちょっと崩した話し方をしてます感を出してたんだし。

ところでこの曲、いい感じでギターがソロに入ってくる。が、短く終わる。あくまで歌の為のバンドという姿勢を崩さない。もっと君のギターを聴きたいぞ小林壱誓!

 

4. 恋って

シンガロングで始まり、歌うテーマも含めて初期ドリカムの雰囲気を感じさせるシャッフルソング。キラキラに続いて青い、若い恋を歌う。

でもこの曲では緑黄色社会らしくきわどい冗談を混ぜながら浮かれる。
恋に浮かれる主人公が(恋って)「どうやって終わっていくの」なんて言うところが普通じゃない。この歌詞がむしろ浮かれてる主人公をより強調してるのかな。

絶対いま別れが来るわけないと信じてるから言える冗談。

歌詞の最後まで

ずっとこうやって続いたら
こうしていられたら
こうやって終われたら
なんてね

と冗談を飛ばす。揺るぎない自信の恋。いいね。皮肉の1つも言いたくなるけど恋してる姿に素直にいいなと思いますわ。

 

5. それなりの生活

この曲はメジャーデビュー前から歌われているのようです。youtubeにも昔アップされてます。

楽曲のアレンジはAOR、ロックバラード風。緑黄色社会の中では最も壮大な空間が描かれている。優雅に奏でられるピアノが美しい。

この曲の歌詞は長屋晴子じゃなきゃ語らないだろうと思う、正直で赤裸々な詩が後半になって飛び出してくる。

これといって辛くもない
命を捨てたいわけでもない
だけど何かが足りない

多分この歌詞の主人公とは全く違う境遇だろうけど、この気持ちとてもとてもよくわかる!
おっさんが語って大変恐縮ですが、まだおっさんじゃなかった頃に大失恋した後に過ごした日々でこの気持ちを味わった。死にたいほどじゃないけど物足りなくてやるせない。

これね・・・おっさんになったので語れます。

理想の自分が高いところにいてそこに行けてないのに、何もせず「自分は人とは違う。いつかその場所に行く特別な人間なんだ」とのたまうばかりで行動してない。
そんな青さ故なんです。まちがいないです。

無駄に悩んで損して
馬鹿みたいに落ち込んだりして
暗闇の中必死に探す 探す 探す

それでいいんです。おっさんも探しました。まだ探してたりもしてるけどw
でも動くんだ、そう、動かないと何も起きないんだ。

そして歌は最後に自分の背中を蹴るように突然命令口調になる。

たくさん頬張りながらでも
1つずつしっかりのみ込んで行け

光る未来はまだ見えないけど
だからこそ行け

 

この曲、先日ライブで聴いてきたんだけどもね。この命令口調部分が絶唱なんですよ。コーラスとともに。

壮大バラードのハイライトなわけですよ。Aメロから裏声を交えた高いトーンは結構歌う長屋さんなんですが、絶唱はそんなにしない。その数少ない場面がここです。ライブでみて泣きましたわ。

アルバムの締め括りにふさわしい感動曲です。

 

と、結構たくさん書いちゃった上に、珍しく歌詞ばっかり触れましたが「ADORE」の紹介はこれでおしまいです。

2017年夏、いま最も輝いているアルバムを是非聴いてみてください。

が、このアルバムはタワレコじゃないと買えません。タワーレコードオンラインでも買えるので下記リンクからどうぞ。

緑黄色社会 2ndミニアルバム「ADORE」※タワレコ限定販売

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