参戦10回の信者が教えるタワーオブパワー ライブ予習法

   2017/08/19

2017年5月の来日メンバー

今回の来日公演は、僕にとっては久しぶりだった事もあるが、メンバーチェンジがいくつも起きていた。

まず急遽の代理。
リズム隊は初期メンバーのベーシスト、フランシス・ロッコ・プレスティア(Francis “Rocco” Prestia)と90年代中盤にメンバーだったハーマン・マシューズ(Herman Matthews)。

’95年のアルバム「Souled Out」はこの2人でした。ハーマンは、アルバムの楽曲に表れてるけどもメリハリ起伏激しいドラムよりは横揺れで流れるグルーヴィなリズムが得意な人。

 

急遽の代理って一体どうしたのか。実は今回の来日公演が決まる前、ある事件が起きていた。

地元オークランドのライブハウスで出演を控えていたメンバーが街中を歩いてたところに路面電車が突っ込んできた。

この電車に巻き込まれて、オリジナルメンバーのドラム、デヴィッド・ガリバルディ(David Garibaldi)とベースのマーク・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(Marc Van Wageningen)が重傷を負った。

幸い2人とも命には別状なく現在は回復しているようだが、来日するまでには至らず、リズム隊総取っ替えで、ロッコとハーマンになったという事だ。

長い歴史を積み重ねてるからこそ遜色ない演奏ができるメンバーが代わりを務められるわけだね。

 

他にもお初のメンバーがいた。

トランペットのサル・クラキオーロ(Sal Cracchiolo)だ。

 

大柄で髪ボサボサで中年太りの白人トランペッター。
こう書くと何にもいいとこ無さそうだが、この男が度肝を抜いてくれた。まぁとにかくトランペットの音がデカい。

ビルボードライブ東京のような小さいハコではホーン隊のバランスが取れないくらいにデカい。そして手が空いてる時はすかさずノリノリで踊ってる。と思ったらまた音がデカい。そして踊ってる。なんなんだこのオッさんは!

調べてみるとこのオッさん、ジャズ、ラテン畑で大活躍じゃないか。これなんか音色がとってもセクシー!

次のお初メンバーはギターのジェリー・コルテス(Jerry Cortez)。
PAの調整のせいか、ギターから遠かった席のせいか、そもそもなのかわからないけどもギターの音はだいぶ小さかった。

ギターなら多少聴こえなくても成立しちゃうほど音数の多いバンドなので気にはならなかったが、どんなバック演奏をしてるのか気になって仕方なかった。
そんな鬱憤はライブ後半のギターソロで晴れ渡った。こんな感じになかなか熱いギターを繰り出すおっさんが加わった。

 

そして最後にご紹介のお初メンバーはボーカル、黒人のマーカス・スコット(Marcus Scott)。

ここ最近長らくフロントマンを務めてた同じく黒人のラリー・ブラッグス(Larry Braggs)が、声が良くて太くてオーラ出てる人だったんで、正直いうと迫力不足を感じた。まぁステージを重ねていけば貫禄も出てくるだろう。

でもでも、彼ももちろん素晴らしいシンガー。この映像を観てやってほしい。とってもソウルフルなのよ。

 

これに長年のメンバーたちが加わる。
テナーサックスはトム・ポリッツァー(Tom Politzer)と、「ミミ」ことこのバンドのリーダー、そしてもちろんオリジナルメンバーのエミリオ・カスティーヨ(Emilio Castilio)。
トランペットのもう1人はアドルフォ・アコスタ(Adolfo Acosta)。
不動のバリトンサックスはオリジナルメンバーの「ドクター」ことスティーヴン・ドック・クプカ(Stephen “Doc” Kupka)

キーボードがロジャー・スミス(Roger Smith)。もうすぐ20年選手になる古株。

このメンバーで来日公演は行われた。

 

次ページでは「傾向と対策:2017年5月のセットリスト」を紹介

Related Post

1 2 3 4 5
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket