アリアナ・グランデのマンチェスター追悼公演に感じた違和感

   2017/08/19

イギリスが慌しい

5/22にマンチェスターでのアリアナ・グランデのライブで起きた爆弾テロ。

 

6/3にロンドン市内の複数箇所で起きたテロ。

 

シングルチャート4位に入ってきた、メイ首相を批判するCAPTAIN SKAの “Liar Liar”。

 

6/8には前倒しで行われることになった議会総選挙が控えており、EU離脱よりはテロに対する姿勢、移民に対する姿勢が問われる展開になっていっているようだ。

 

元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズがボブ・ディランの最新作に対して「フランク・シナトラのカバーアルバムを作ってるような暇なんて僕にはない」と揶揄したらしいが、そんな暇のないロジャーは、トランプ大統領を非難し、アルバムタイトルで「Is This The Life We Really Want ?」と問い掛ける。

 

音楽が政治に近寄っているという印象。

いや、そうした曲は前からあったんだから人々の意識がそちらに向いているということか。自分がそういうアンテナを立ててるだけか。

 

 

マンチェスター追悼公演の生放送をみた

日本時間6/5未明に、アリアナ・グランデとその呼び掛けで集まったアーティストたちによるマンチェスター追悼公演が行われた。

 

会場は事件のあったマンチェスター・アリーナから5kmと離れていないオールド・トラッフォードのクリケットグラウンド。

 

目が覚めたら3:30だったのでこの追悼公演をyoutubeでウトウトしながら観たわけだが。

 

アリアナは事件を悲しみ、ジャスティン・ビーバーだったかは悪に負けるなと訴え、リアム・ギャラガーは被害者に曲を捧げた。

 

アリアナ・グランデはライブの途中途中に登場して他の出演者と共演しながら大トリも務めた。

終始涙まじりで、最後に歌った “Somewhere Over The Rainbow” では堪えられず間を空けて歌を再開する一幕もあった。

 

観客のほとんどは10代20代だろうか

一様に幸せそうな顔を浮かべていた。

アーティストの登場に喜び、感動に泣き、ビール片手に大合唱。

そういえば手に持つカップの中身は軒並み黒ビールだったな。

 

前日夜にロンドンで再びテロが起きた国とは思えないような光景。

 

確かにアリアナ・グランデとCOLDPLAYの共演による “Don’t Look Back In Anger”、アリアナの “One Last Time”などは観ててもらい泣きすることもあった。

 

だけど「これで死者の魂が鎮まり、暴走を押さえ、暴力は用いないと誓い、国や世界が穏やかになるのだろうか?」と考えだして冷静になっちゃったりもした。

 

マンチェスターとロンドンの距離は330km

日本なら東京と仙台くらい離れている。

 

3.11大地震が起きた当夜、情報がまだ少ない状況で東京では「仙台も大変なことになってるなぁ。ところで今日電車動かないのかなぁ、帰れるかなぁ」という雰囲気だった事を考えるとこんなものなのかもしれないと思う。

いや待て、2週間前はマンチェスターが当事者だったんだ。なんか変だ。

 

そんな違和感を感じつつ、何ができるのかと問われた時に集い、歌い、寄付を募るのが答えなのだろうかと考えつつ、ライブ終盤COLDPLAYのステージを観ていた。

 

結局のところ、そうだった。

東京-仙台間以上に離れている場所でのこの事件を対岸の火事だと思っている自分がそこにいた。

 

やっぱりそうなんだ

ニュース読んでも観ても実感が湧いてない。

 

時間があるうちにもっと考え、答えを出し、行動したいと感じた。

 

画面越しの情報でも知ってしまったからには当事者意識を強く持って、目の前の日常と並行して受け止めていくのか、いけるのか。

 

急にしょうもない話になるけど、家族と食事してるのに、スマホに来たメッセージに返信しちゃうのと、関係ないようで結構根深く関係してると思うのです。

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