一言でいえば不可解なのである。
2CELLOSなる二人組が世界規模でめちゃめちゃ人気がある。
日本にも3度来てるし、最新作はiTunesのクラシック部門とはいえ40ヶ国で1位を獲得と、とてつもなく人気がある。
Michael Jacksonの” Smooth Criminal “を2本のチェロだけでカバーした動画が人気を博してデビューしたんだそうだ。若い男2人がチェロを力一杯弾いてる姿は斬新で面白い。
でもよ、でもよ、所詮イロモノでしょ?
何度も観る映像じゃないし、弦楽器でなぞってるだけで成立するメロディでもないし。
とか思ってるとあれよあれよと広まってこのアリサマ
まてまて。屋外の、こんな大きな会場で、こんな大観衆で、見るもんじゃないだろ。
大道芸人くらいの扱いだろ。何がどうしたってんだ。
大体この2人、ロック感出して汗だくでやってるけど生粋のクラシック畑の方々じゃないの。
と思ったら観客も裕福そうな方々が立ち上がりもせずに笑顔で眺めてるじゃないの。なんなのこの空間。2人はクロアチア出身らしいけどこのライブスタイルはクロアチアの常識なの?
チェロ2本といったら本命がいるでしょ!
フィンランドが誇る2CELLOSバンド ALAMAAILMAN VASARAT(アラマイールマン ヴァサラット)が!
見よ、この灼熱の狂宴。
チェロ2人に、ドラム、トロンボーン、サックス、ハーモニウム(リードオルガン)という謎深き編成で奏でる中近東なメロディ、ポルカなのかハードコアなのかわからないリズム。それに熱狂する観客たち。これが音楽でしょ!
Tujuhuju
Mielisaurus
アラマイールマン・ヴァサラットは1997年にフィンランド ヘルシンキで結成、Myspaceに記載されてる説明によれば、アヴァンギャルド・フィニッシュ・バンド。
バンド名は英語に訳すと「the Hammers of the Underworld」だそうだ。
アヴァンギャルド・プログレッシブ・ロックバンド「Höyry-kone」のサイドプロジェクトとしてメンバーのTeemu Hänninen (ドラム) と Jarno Sarkula (フルート、ソプラノサックス,ベース)によって始まり、同バンドのMarko Manninen(チェロ)、Miikka Huttunen(ハーモニウム)、Erno Haukkala(トロンボーン)が加わってバンドとなった。
これまでに5枚アルバムを出している。
1st「Vasaraasia」(2000年)
2nd「Käärmelautakunta」(2003年)
3rd「Maahan」(2007年)
4th「Huuro Kolkko」(2009年)
5th「Valta」(2012年)
4thアルバムが特に出来がいい。もう活動していないのかな・・・
というところで
どう考えても世界中でヒットするなら
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2CELLOSの方ですかね?
まぁこういうチェロ×2の形もあるぞってことで。
ルカ・スーリッチ(Luka Šulić)とステファン・ハウザー(Stjepan Hauser)から成るクロアチア出身のチェロ・デュオ“2CELLOS”が、2年ぶりのニュー・アルバム『スコア』をリリース。国内盤(SICP-31122 2,500円 + 税)が3週間の日本先行で2月に発売された同作が3月17日(金)に全世界で発売され、40ヵ国のiTunesクラシカル・アルバム・チャートで1位を記録。世界発売同日には、新作映像「ナウ・ウィ・アー・フリー」も公開されています。
情報源: 2CELLOS、最新作『スコア』が世界40ヵ国で1位を記録 新作映像も公開