受賞は逃したが俺の心は掴んだ Kip Wingerのクラシックにおける活躍

   2017/08/20

Adeleの5冠とBeyonceへの敬意を表したスピーチ、Lady GagaとMETALLICAの共演などなど話題の多かった2017年のグラミー賞だが、個人的には受賞こそ逃したもののクラシック部門にノミネートされていたKip Wingerのアルバム「Conversations with Nijinsky」が一番の衝撃だった。

 

彼のクラシックにおける活躍はまったく知らず、全く気づかないままノミネート&受賞リストを読み終えてしまうところだったが、ある先輩に教えてもらってギリギリのところでこの記事を書くことができた。感謝してもしきれない。

 

Kip Wingerは80年代後半から90年代前半に活躍したハードロックバンドWINGERのボーカル兼ベースで知られている。活動停止や解散などで間が途切れてるいるが今も活動しており、キャッチ―なメロディと高い演奏技術で今もファンが多い。

 

1stアルバム「Winger」(’88年)に収録されている”Seventeen”のPVがこちら。

 

そんなハードロッカーがクラシック部門でノミネートされているのは一体どういう事なのか。

 

調べてみるとキップ・ウィンガーはクラシックから音楽を始め、高校生の頃までバレエを学んでいる。WINGERが解散していた時期にはメキシコ大学でクラシックを学び直していたというではないか。

 

そんな彼が最新作ではロシアのバレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキーをテーマにしたタイトル曲ほかを含むフルオーケストラ作品「Conversations with Nijinsky」を2016年に発表、見事BillboardとiTunesのクラシックミュージックチャートで1位を獲得する。その流れからのグラミー賞「Best Contemporary Classical Composition」へのノミネートだったわけだ。

 

残念ながら受賞は逃したが、こうして一人の音楽ファンの心をがっちりと掴んだよ。
google play musicに「Conversations with Nijinsky」はもちろんラインナップされているので聴かせていただきます。

 

アルバム発表後のインタビューで、彼は今後もWINGER、そしてソロ、ミュージカルやオペラなどの構想がたくさんあるということで、目が離せない。曲が書けるってのは素晴らしいことだなぁ。

 

ところで、記事を調べてて「昼はバレエを踊り、夜はナイトクラブで踊ってた高校生だったよ、ハッハー!」というインタビューに出くわし、人の可能性を信じてみたいと思った、そんな朝でした。

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